DMや通知物のわかりにくさを改善することで得られるメリット

はじめに

自治体や金融機関、保険会社などから届くDMや通知物は、受け取り手にとって大切な情報が含まれることが多い重要な情報源です。一方で、情報が多すぎて読みにくい、デザインが複雑でわかりにくいといった問題がしばしば起こります。
本記事では、そのような情報のわかりにくさを改善することで得られるメリットとわかりにくさを改善するユニバーサルコミュニケーションデザインをご紹介します。

情報のわかりにくさを改善することで得られるメリットとは?

情報のわかりにくさを改善することで得られるメリットについて、通知物の受け取り手側と送り手側の2つの立場からご紹介します。まず、受け取り手側としては、情報のわかりにくさが改善されることで以下のようなメリットを得られます。

1.受け取り手側が得られるメリット

(1)情報のアクセシビリティ向上
文字サイズ等のタイポグラフィや色彩設計を改善することで、小さな文字が読みづらい高齢者や多様な色覚の人々にとって、紙面が見やすく読みやすくなり情報が理解しやすくなります。
(2)情報の誤解を防ぐ
明確でわかりやすい情報表現に改善することで、受け取り手側の誤解を防ぎます。

続いて、自治体などの通知物の送り手側としては、情報を明確でわかりやすく伝えることにより以下のようなメリットを得られます。

2.送り手側が得られるメリット

(1)書類の記入不備を軽減
記入が必要な情報を受け取り手側が正しく理解しやすくすることで、申込みやアンケート書類の記入の誤り、漏れといった
不備軽減につながります。
(2)業務の効率化
紙面の読みにくさや情報のわかりにくさから生じる不要な問い合わせを減らし、窓口対応の負担軽減につながります。

上記のように情報のわかりにくさを改善することは、DMや通知物の送り手側と受け取り手側の双方の円滑なコミュニケーションにつながります。
しかしながら、情報の分かりにくさを改善するには、専門的な知見が無いと難しいケースがあります。次項では、情報をわかりやすくするためのデザイン手法(ユニバーサルコミュニケーションデザイン)とこのデザイン手法によりDMや通知物の改善を図るサービスについてご紹介します。

ユニバーサルコミュニケーションデザインでわかりにくさの改善をお手伝い

ユニバーサルコミュニケーションデザインとは、情報の送り手と受け手の間にある障壁を取り除くことで、伝達効率を高めるためのデザイン(=見やすいデザイン)に改善するためのデザイン手法です。この手法は、一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)が提唱しているもので、 科学的評価手法のもとに同協会が「わかりやすさの基準」を策定し、通知物や申込書といった情報媒体のわかりくさの要因を定量的に見える化することができます。
当社では、文書の見やすさの評価が可能なヨミヤス※1を導入しており、UCDA認証「見やすいデザイン」※2の基準に則った見やすさの判定が可能です。判定は、「情報量」、「タイポグラフィ」、「色彩設計」の3つの評価項目で行い、その文書のページあたりの情報量が読み手にストレスをあたえていない、文字が読みやすいかなどを評価することができます。

「きちんと読んで理解いただきたいDMや通知物」や「記入不備を軽減したい申込書」といった媒体について、ヨミヤスによる現状デザインのチェックから、診断後のデザイン改善のサポートもご提供しております。なお、当社には、UCDA認定2級プロデューサー資格保有者も在籍しておりますので安心してお任せください。
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さらに、冊子型のLメール紙カード付きタイプなど、さまざまなDM形状もご用意しており、お客さまのご要望に沿って通知物をご提案可能です。DMや通知物におけるコミュニケーションの改善等でお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。

※1 「ヨミヤス」は理想科学工業株式会社が開発したクラウドサービスです。ヨミヤスは、同社の登録商標または商標です。
※2 UCDA認証「見やすいデザイン」とは、一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会が定める評価基準によりデザインの「見やすさ」を保証する認証制度です。

おわりに

当社では、通知物の豊富な実績のもと、デザインから印刷、発送までトータルでサポートいたします。デザインや印刷、発送等、工程ごとに会社を振り分ける必要がありませんので、発注プロセスでのご担当者様の負担も軽減できます。
デザインの検討や改善でお悩みがございましたら、まずはお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

参考

(Web)《UCDA》一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(閲覧日:2024年8月8日現在)
(Web)文書の見やすさ自動判定ツール「ヨミヤス」|RISO(閲覧日:2024年8月8日現在)

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