印刷は天然資源である木から製造した紙が必要です。また印刷をはじめ素材加工の過程でエネルギーを使用しています。一方、資源やエネルギーには限りがあり、また、地球温暖化などへの影響も懸念されます。当社では資源やエネルギーを経済活動だけでなく地球全体の暮らしに影響する大切なものとして位置づけ、企業としての責任を果たすべきと考えています。まずは名刺を環境配慮の素材に切り替えるなど身近なことから取り組み、環境に配慮された設備投資も行うことで幅広く環境と経済の持続的な社会を目指していきます。

１．すぐにできることから変える

当社の名刺の素材をワンプラネット・ペーパーに切り替えました。
ワンプラネット・ペーパーとは、バナナペーパーの愛称でも知られ、アフリカのザンビアで廃棄されるバナナの茎の繊維をもとに製造された紙素材です。元々廃棄されてしまう茎を利用することによる環境保護だけでなく、フェアトレードによるサプライチェーンの実現や、オーガニック農家への支援と雇用の創出など、SDGsの17の目標すべてにつながっている紙素材です。

２．お客さまの取り組みをサービスで支援する

当社はＦＳＣ-ＣＯＣ森林認証※１を取得し、環境に配慮した製品の提供を開始しました。
ＦＳＣ-ＣＯＣ森林認証は国際的な森林認証制度です。認証紙を利用することで持続可能な森林保全に貢献できます。また、プラスチック製のクリアファイルの代替として紙製のファイルの提供も開始し、お客さまからの自然環境に配慮した製品を採用したいとのご要望にお応えしています。

認証番号：SGSHK-COC-350746　ライセンス番号：FSC-C182216

※１ＦＳＣ®-ＣＯＣ森林認証
ＦＳＣ®-ＣＯＣ森林認証とは、森林減少など世界の森林が抱える問題や市民の環境意識の高まりを背景として生まれた国際的な森林認証制度です。ＦＳＣ認証は環境、社会、経済の便益にかない、適切に管理された森林から作られた製品を目に見える形で消費者に伝え、消費者がその製品を購入することで、経済的な利益を生産者に還元し森林の保全を支援することができる仕組みです。

３．未来に向けた設備への投資を進める

印刷物の製造には大きなエネルギーが必要となります。当社は環境ISO(ISO14001)を２つの工場で取得しており、環境リスクの低減や回避など継続的に改善しています。また、LED照明への切り替え、使用電力量をリアルタイムで見える化することで消費電力を抑制するだけでなく、GreenPower※２を利用し環境に配慮しながら生産性を高める最新鋭の印刷機の導入など、環境負荷の軽減に向け設備への投資も進めています。

富士フイルムビジネスイノベーション提供

日本自然エネルギー株式会社（ http://www.naturale.co.jp）
※２　当社が導入している印刷機　Revoria Press PC1120Sは 富士フイルム ビジネス イノベーション が所有する「グリーン電力証書」（日本自然エネルギー株式会社発行）を活用しています。使用時の電力（ENERGY STAR V3.0 Professional 機に基づき算出した消費電力の 100%）を「再生可能エネルギー（風力）により発電された『グリーン電力』」とみなせることからCO ２ 排出抑制、地球温暖化抑制への貢献につながります。