データ送信の方法

データ送信の方法をご紹介します

請求書発行業務のアウトソーシングにあたり、お客さまからデータをお送りいただくことが必要となります。 本記事では、さまざまな送信方法をご紹介します。

データ送信とは

アウトソーシング業務に関し、お客さまからデータをご支給いただく方法は、数年前までは、CDやDVD、USBメモリなどの媒体で受領することが大半でした。
ここ数年の回線費用の低廉化、セキュリティーへの関心の高まりから、最近はネットワークでの受領が主流となっています。
そこで、ネットワークを利用したデータ送信について、利用回線と送信手順の2つに分けて説明いたします。

データ送信を考える(利用回線)

まずは、利用する回線です。
回線にはおおよそ次のものがあります。
・専用線
・VPN(IP-VPN)
・インターネット
・(ISDN)

アウトソーシングにあたって利用する回線は、求められるセキュリティーレベル、通信速度、帯域、費用などを総合的に考慮する必要があります。セキュリティーレベルが最も高いのは専用線ですが、高額となることもあり、金融機関など一部のお客さまで利用されていました。
一方でVPNは、セキュアで信頼性の高いネットワークをインターネットに接続しない閉域網として、専用線に比べて安価に利用できることもあり、最近はVPNの利用事例が増えています。インターネットについては、セキュリティーに対する懸念と帯域保証がないことから、これまではあまり利用されてきませんでした。
しかし、後述する送信手段の進歩により、セキュリティーレベルを確保できるようになったこともあり、今後は増えていくものと考えられます。
ちなみに、ISDNは2024年にサービスが終了する予定ですが、データ送信の分野ではまだまだ多く利用されています。 総務省が公表している情報通信統計データベースによると、平成29年6月末時点での加入数は305万加入となっています。
簡単にまとめますと以下のとおりです。

利用回線比較
 セキュリティー信頼性通信速度費用導入の容易さトレンド/当社での事例
専用線費用による×減少傾向
VPN(IP-VPN)増加
インターネット増加傾向
(ISDN)2024年サービス終了予定

データ送信を考える(送信手順)

次に送信手順です。企業間で利用できる送信手順(プロトコル)としては、おおよそ次のものがあります。
・ファイル共有サービス
・メール
・FTP(SFTP/FTPS)
・HTTPS
・Web-API
・Web-EDI
・HULFT
・(全国銀行協会(全銀協)手順ベーシック手順・TCP)

また、送信の実行方法としては、手動送信と自動送信の2つの方法があります。

手動送信請求書発行を例にとりますと、請求書データの送信回数は月1回、ファイルサイズは大きくても数MBから数十MB。
このような場合、送信をシステム化するには費用対効果の面から現実的でないため、お客さまにて手作業で行うことが多いです。
自動送信一方、送信頻度やファイルサイズにかかわらず、自動化、省力化のために、基幹システムで作成したデータを自動でファイル送信できる環境を構築する場合もあります。


では、送信手順です。ファイル共有サービスとは、インターネット上にあるセキュアな環境でデータを授受する方法で、手動送信の場合です。メールの場合でも手動でお送りいただくケースがほとんどです。
FTP、HTTPS、Web-API、Web-EDI、HULFTは、自動送信やシステム連携を目的とした送信手順です。
どの手順を選択するかは、お客さま側のシステム環境やセキュリティーポリシー、接続先の環境などにより異なりますが、今後増えていくものと考えられます。
なお、全銀協手順は長年にわたって利用されており、ISDNとセットでご利用されているケースも多いです。
今後は、ISDNのサービス終了に伴い、全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)への移行が必要となります。
簡単にまとめますと以下のとおりです。

送信手順比較
 セキュリティー信頼性通信速度費用導入の容易さトレンド/当社での事例
ファイル共有サービス増加傾向
メール減少
FTP(SFTP/FTPS)横ばい
HTTPS横ばい
Web-API(EDI)増加
(全銀協手順)減少傾向

データ送信方法の決定

お客さまの環境により、ベストプラクティスは異なるのですが、当社での最近の事例は次のとおりです。

(1)月1回の請求書発行業務を経理部などの現場部門で実施
・手動送信。インターネットを利用したファイル共有サービスで送信。

(2)月数回の請求書発行業務を情報システム部門が主導し実施
・自動送信。システム連携しVPNでFTP(SFTP/FTPS)で送信。さらに多様化。

まとめ

データ送信の方法は多岐にわたり、新たなサービスの登場、連携方式の進化など、たえず変化しています。
一方、セキュリティーや信頼性に対する要求は、これからももさらに高まっていくものと考えられます。
当社でも複数のデータ受信環境を保有していますが、今後もお客さまのご要望に応えられるよう進化してまいります。また、請求書の発行だけでなく、アウトソーシングで必要となる送信方法のご相談もお受けしています。

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