差し込み文書の作成方法①−宛名編−

はじめに

Wordの「差し込み文書」をご存じでしょうか。「差し込み文書」の機能を使用すれば、文字、数字が1枚1枚異なった内容の文書を自動で作成(差し込み)できます。本記事では自社内でダイレクトメールや資料送付などを作成したいお客さま向けに、Excelの住所録をもとにした宛名の差し込み文章の作成方法を説明します。

※本記事はMicrosoft Excel for Mac,Microsoft Word for Macのバージョンを前提とした内容です。
※本記事の画像の住所録はランダムに自動生成されたダミーデータです。念のためぼかしています。

1.準備するデータ

・住所録(Excel)
・原稿(Word)

 

2.差し込みデータの作成方法

(1)住所録(Excel)の調整
①「郵便番号」「住所」「氏名」などが記載されデータを準備
②シートの1行目が上記の項目になるよう調整
※1行目にタイトルが記載されている場合は削除しましょう。

 

(2)原稿(Word)の準備
①紙面の差し込み予定の箇所にダミーテキストを挿入
②フォントやポイントを設定

 

(3)Wordから住所録(Excel)を連携
①タブ「差し込み文書」選択
②グループ「宛名の選択」から「既存のリストを使用」を選択


③住所録を選択


④ポップアップ「このファイルは…」を「はい」を選択


⑤ポップアップ「ブックを開く」から使用するシートを選択

 

(4)Wordの原稿にレイアウト
①ダミーテキストの項目をカーソルで選択


②グループ「差し込みフィールドの挿入」から挿入したい項目を選択


③すべて<<テキスト>>で置換されたデータにする

 

(5)プレビューでの確認と処理の実行
①グループ「結果のプレビュー」を選択
②グループ△マークを選択し、各ページにデータが反映されているか確認

 

いかがでしたか

宛名だけでなく、商品ラベルなどでもさまざまなシーンで活用できます。また今回ご紹介できませんでしたが、バーコードや画像などの差し込みも可能です。本方法をぜひお役立てください。なお宛名は個人情報のため、仕様や通数によっては作業のリスクや負担が大きい場合もあります。お困りの際は、データ処理、郵便局への引渡しまで一気にご依頼できる当社メーリングサービスもご検討ください。

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