差し込み文書の作成方法②−QRコード編−
はじめに
Wordの「差し込み文書」をご存じでしょうか。「差し込み文書」の機能を使用すれば、文字、数字、バーコードが1枚1枚異なった内容の文書を自動で作成(差し込み)できます。本記事では自社内でダイレクトメールや資料を作成したいお客さま向けに、ExcelをもとにしたQRコードなどのバーコードの差し込み文章の作成方法を説明します。
なおExcelの住所録をもとにした宛名の差し込み文章は以下で解説しています。
TLP知恵袋『差し込み文書の作成方法①−宛名編−』
https://tlp.jp/column/20220614/
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※本記事はMicrosoft365 バージョン(2303)を前提とした内容です。
※本記事の画像の住所録はランダムに自動生成されたダミーデータです。
1.準備するデータ
・住所録※バーコードに変換したいデータも含む(Excel)
・原稿(Word)
2.差し込みデータの作成方法
(1)住所録(Excel)の調整
①「バーコード」に変換したいデータ(数字やURL等)を準備
②シートの1行目が下の図のように項目になるよう調整する
※1行目にタイトルが記載されている場合は削除しましょう。
(2)Wordから住所録(Excel)を連携
①タブ「差し込み文書」選択
②グループ「宛名の選択」から「既存のリストを使用」を選択
③使用する住所録(Excel)を選択
(4)Wordの原稿にレイアウト
①コードを挿入したい位置にカーソルを移動
②「バーコードフィールドの挿入」から「フィールドとバーコードのタイプを選択」を選択
③「フィールド」からバーコードに変換したい項目を選択、 「バーコードのタイプ」からQRコードやNW-7など変換したいバーコードの種類を選択したら、「OK」を選択。
(今回は会員番号をQRコードに変換する場合の例となります)
(5)プレビューでの確認と処理の実行
①「差し込み文章」タブの「結果のプレビュー」を選択
②グループ△(三角)のマークを選択し、各ページにデータが反映されているか確認
いかがでしたか
QRコードを差し込みすることで顧客ごとに異なるQRコードを生成でき、お客様専用のWebページに誘導するなどが可能となります。また本機能では「郵便バーコード」(カスタマバーコード)の生成と差し込みも可能となっており、さまざまなシーンで活用できます。本方法をぜひお役立てください。なお大量のQRコードを宛先ごとに変える場合は、マッチング作業などの負担が大きい場合もあります。お困りの際は、データ処理、郵便局への引渡しまで一気にご依頼できる当社メーリングサービスもご検討ください。
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