ばらまきチラシよりも効果的な販促方法とは

新規顧客へのアプローチでお悩みはありませんか?

新店舗を開店したので、周辺住民の新規顧客を増やしたいけれど、いいアプローチ方法が思いつかない。以前チラシを店舗周辺に配布したが、反応がほとんど無かった、初めのうちは来店してくれたがリピート顧客にならなかった…こういった経験はありませんか? そんな方に、潜在顧客がいそうな特定の地域に向けてDMを送る「エリアマーケティングDM」をご紹介します。

エリアマーケティングとは

※画像はイメージです。実際のものとは異なります。

エリアマーケティングとは、GIS(Geographic Information System:地理情報システム)とよばれる国勢調査に基づくデータを地図に組み合わせたシステムを使って、地域の特性を分析し、マーケティングを行う手法です。
国勢調査のデータでは丁町目単位で、世帯年収や、世帯人数、年齢層、未既婚…等の情報がわかります。
例えば店舗から「半径1キロメートル以内」の「世帯年収300万以上」かつ、「年齢が20代」かつ、「世帯人数が一人」、といった条件を出すと、その条件にあった地域を地図上に表示することができます。そのデータを元にどの地域に潜在顧客がいそうか仮説を立てます。

エリアマーケティングDMのメリット

エリアマーケティングDMを活用するメリットとして以下の二つがあげられます。

(1)潜在顧客がいる地域にのみ送ることができるので、無駄な発送を防げる
店舗に近い地域だったとしても条件的に顧客となる可能性が低い地域には送らない分、多少距離があっても条件的に顧客となる可能性が高い地域に送るという選択ができます。

(2)DMは高い開封率が得られる
エリアマーケティングできちんとターゲティングができたなら、チラシでいいのでは?と思うかもしれません。しかし、ほとんど見られなかったであろうチラシがマンションのエレベーターホールの回収BOXに捨てられる光景を多々目にします。一方、「はがきの郵便料金で送れる、最大広告面のダイレクトメール」でも紹介していますが、DMは高い開封率が実証されています。

エリアを絞って浮いた発送コストをDMのデザイン等にまわすのはいかがでしょうか。少し良い紙を使って、クリエーティブを凝らしたはがき、封書のDMの方が、薄い紙で作られたチラシに比べ特別感、手紙感が演出でき、受け取った方の目により留まりやすくなります。 同じ商品でも地域特性に合わせたオファー(クーポン、記念品等の販売促進のための特典)や内容にすれば、より効果的です。

DMの効果を高める「5:2:2:1の法則」とは

最後に、DMを制作する上で重要な「5:2:2:1の法則」をご紹介します。
DMは四つの要素が「ターゲット:オファー:タイミング:クリエーティブ=5:2:2:1」の比率で重要だと言われています。この法則からもターゲットの設定が最も重要だということが分かります。まずはターゲットを明確にしなければ他の要素をどのように作り込むのかも決定することができません。
情報社会の今、消費者の周りは多くの情報にあふれています。そんな中でターゲットを明確にせず、なんとなく作ったチラシを、なんとなく周辺にばら撒くというのはもう時代遅れの手法かもしれません。
非効率的なばら撒きではなく、情報に基づいて仮説を立てたエリアマーケティングDMを試してみてはいかがでしょうか。

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